プロフィール
World Hill personal workout 代表 福田剣太
経歴
島根県出雲市出身
高校卒業後、東京の専門学校でアスレティックトレーナーについて学び、史上最年少で日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとなる。
単身アメリカへ、ワシントン州カレッジスポーツ専属アスレティックトレーナーとして活動。
日本帰国後、関東にあるジムで勤務しながら創業準備
2023年10月 出雲市内にパーソナルジム、World Hill personal workout設立
アスレティックトレーナーという仕事を目指した理由を教えてください。
高校生の頃からアスレティックトレーナーの仕事に興味をもち「世界のFUKUDAになる！」と宣言して専門学校へ進みました。その後、日本語しか話せなかった私が単身渡米し、アメリカでアスレティックトレーナーとして活動を始めました。英語の勉強もしながらなので、大変な部分もありましたが、国籍や人種関係なく、運動を通してたくさんの人を笑顔にすることができるこの仕事の虜となりました。アスレティックトレーナー・パーソナルジムと聞くと、スポーツ選手やアスリートをイメージする人もいるかもしれませんが、健康や日頃の生活でのコンディショニングを整えたい方のためのトレーニングやケアも日々おこなっています。
創業するまでの経緯を教えてください。
アメリカで専属アスレティックトレーナーとして活動していた時、新型コロナウィルス感染症の影響でビザの延長が難しくなり、帰国することになりました。ビザ都合での帰国は残念ではありましたが、アメリカでは本当に多くのことを学んだので、アメリカで学んだことを日本でも頑張っていきたいという気持ちもありました。とはいえ、ほぼ”ノープラン”での帰国でしたので、これから何をしていこうか？ということはしっかり考えました。すぐに創業することも考えましたが、まずは一度東京のスポーツクラブで2年間勤務して、トレーナーとして大手の会社で日本一という実績もつくり、創業準備をしていこうときめました。
創業するためにまず何から始めましたか？
来ていただく方には最高の環境を提供したいという気持ちで、パーソナルジムに必要なマシンはしっかり選び抜き、世界一高品質だと思う製品を海外から取り寄せました。マシンの金額や輸送費を始めとする資金工面はもちろん、内装についても設計士さんに頼らず、自分でマシンや物の配置、デザインなど全て自分でイメージして作成しました。東京のスポーツクラブで働いていた時はしっかり貯金もしました。融資を借りる際に必要な事業計画書の作成はとても大変で、よろず支援拠点にも相談し、専門的なアドバイスがいただけたのも良かったです。応援してくれる人たちもたくさんいて、クラウドファンディングにも挑戦しました。アメリカで活動していた時の仲間も応援してくれて、創業後にはアメリカから遥々島根まで来てくれた仲間もいます。多くの人に支えられていることは本当にありがたいことだと感じました。
創業して良かったことは何ですか？
お陰様で本当にたくさんの方がパーソナルジムに通ってくださっています。身体や健康の悩みや目標は一人ひとり違いますが、それぞれの方にしっかり向き合える喜びや充実感でいっぱいです。
これから創業したい人へのアドバイスをお願いします。
創業したい事業は自分が得意で好きなことなのかが大事だと思います。創業して改めて、自分の得意なことの先にビジネスがあると感じています。準備から創業までは簡単ではありませんでしたが、自分の良さを発揮でき、自分らしくいれる場所を作り上げ、たくさんの人の笑顔のために働けることは本当に幸せなことです。
